背もたれにシークフェルト音楽学院 リュウ コスプレ衣装
身を預け、深く息を吐く。私のものとは違う香り、西條さんの匂いが自分からしているという状況が非常に私にとっては悪い。こんなことでは洋書を読み進めることも叶わないではないか、気が散って仕方がない。開きかけた本を閉じてだらしがないとは思いつつもそのままベッドに倒れ込む。自分では感じることのない私自身の匂いの中にある、西條さんの匂い。自分を抱くように丸くなれば西條さんに包まれているような心地になって自然と落ち着く。「…可愛いですか、」―…可愛いんじゃない？アンタに良く似合ってるし。じっと私の姿を見て、そう言ってくれたのに喜んでしまった。下ろしたての部屋着、愛城さんも可愛いと言ってくれて心が温まっていたが西條さんに言われるのは話が違う。胸が、頬が熱くなって、喜んでしまう。西條さんの前では不要な感情が揺さぶられて零れ落ちていく、今日だってそうだ。…そう思っていた矢先にまさかジャージを着せられることになるとは思わなかったが。「似合っていなかった、と言う訳ではありませんよね…」似合っているとは言ってくれていた。では何故？考えても考えても分からずに、これは決着のつかない思考だとシークフェルト音楽学院 鶴姫やちよ コスプレ衣装一旦考えることを止める。シーツに顔を押し付け、着せられたジャージを手繰り寄せれば不思議とうつらうつらと眠気が沸いて来る。晩御飯の時間まではまだ時間があるから少し寝てしまおうか、そう思って小さく欠伸を噛み殺すと私は目を閉じてとろりと眠りへ落ちて行く。
