お疲れ様みんな~、何話してたの~?

 「メルちゃんバーチャル アクシア・クローネ コス衣 の季節ってなんだろ~ね?」「…え?季節?」唐突にはあちゃまがまた変なこと言い出した。「季節ってどういうこと?」 「季節は季節だよ、メルちゃんって春夏秋冬で言うとどこかなって。」「何何、なんの話ししてんの?」おっと、まつりちゃんが食いついてきた。好きそうだもんなこういう話。「まつりちゃんはさぁ、メルちゃんの季節ってなんだと思う?」「え、メルメルの季節?…季節?」「そうそう。例えば、まつりちゃんは夏でしょ?」「あ~…そういうこと?」まつりちゃん!1人だけ先にわかんないで!メルまだよく把握できてないんだから!「メルメルはそうだなあ…そういう意味で言うなら秋じゃね?ハロウィン生まれだし。」 「え、あ、イメージシーズン的な話?」 「そうそう!イメージシーズン的な!」 最初からそう言ってよ!「イメージシーズンかあ…まあ確かに、そういう意味だとメルも秋な気がするけど。」 「あ~、やっぱメルちゃん秋かあ…。」 なんでちょっと残念そうな顔してんの!? 「お疲れ様みんな~、何話してたの~?」 「あ、アキちゃん。」「ねぇどうしようアキちゃん!春がいない!」「へ?…何の話?」今しがた聞いたばかりの私含め、メルちゃんもまつりちゃんもどうにも話が見えていないのをなんとかイチから説明させると…。「PlusMagicSeasons!!を聴いててふっとこうね、そういえば春がいないなって。」簡潔に要約するとそんなところらしい。ビックリした。「イメージシーズン的な話をするなら確かにまあ…まつり達みんな春って感じではないねえ。」「まつりちゃんはザ・夏って感じだし、フブキちゃんはまあ間違いなく冬って感じだよね。」 「はあちゃまも割と夏って感じしない?誕生日8月だし!」「誕生日の話するならそれこそ春生まれいないよねぇ1期生って。春に一番近い生まれだとアキロゼだけど、2月だし。」こういう時にフブキちゃんがいてくれたらねえ。「んあ~収録終わった~!」 「!」「フブキ!」 「フブキちゃん!」 バーチャル ローレン・イロアス コス衣「フブキちゃんいた!」 なんというグッドタイミングと言わんばかりに一斉にフブキちゃんに視線が集中して、フブキちゃんが驚いたようにちょっと目を丸くする。 「どっ、え、どしたのみんなそんな暗闇のフクロウみたいに。」「フブキ!知恵出して!」 「えええ?ちょ、まつりちゃん!?」 真っ先に駆け寄ったまつりちゃんがフブキちゃんを会議室に引っ張りこんできて、フブキちゃんが戸惑いながら輪の中に加わる。 「みんな集まってそんな難しい顔してどしたの、なんか重大事件?」 「「「「春がいないの!」」」」 「…ほぇ?」