『アイドルは恋愛禁止』と言ってたにこちゃんに彼がいる……！ 商店街に戻ってくると、にこちゃんが入って行った店の前に立ち、ガラス越しに中を覗いてみた。 虹ヶ咲学園 中須 かすみ コスプレ衣装 
奥の方にさっき見た男性が見える。にこちゃんの姿は人の影に隠れていてはっきりとは見えないけど、チラチラと見える帽子、それがにこちゃんだと推測出来た。 中に入ればしっかり確認できるけど、その場合はにこちゃんも私に気が付く。 暫く会ってないけど、付き合いが途切れてる訳では無い。きっと声を掛けてくる。その時、なんて言えば……にこちゃんを追いかけて来たって？ そもそも、和牛を扱う高級焼肉店に１人で入るのは……希なら入るだろうけど、私には無理。気恥しさ？ それより敷居が高い。だいたいデートで焼肉店って……。
にこちゃんの動向が気になってこの場から離れることが出来ず、かと言って、ずっとここに立って中を覗き込んでる訳にも行かず、私は道路を渡って向かいの店に入った。席の要望を話し、窓際に座ると、視界にさっきの店舗が入ってくる。これで……にこちゃんが出てきたら……。
テーブルに置かれた前菜の盛り合わせ、小海老と卵の炒め物をつまみながら、紹興酒を口に入れた。にこちゃんが男の人と２人で……なんて……飲まずにはいられない。 「どうぞにこさん」「はい」 開けられた扉を潜り抜け店の中に入った。カウンター席とテーブル席が並ぶ、小ぢんまりとした焼肉店。 Aqours 黒澤ルビィ コスプレ衣装 肩を押され、後ろから指差す方向に足を動かし奥のテーブル席に向かった。「にこさんはこっちに座ってください。帽子は被ったままで」「はい」「ここの焼肉は美味しいですよ」「良く来るんですか？」「時々、焼肉食べたい！ って思いませんか？ そういう時に来ます」
