外食はまぁ別の機会として、今僕は宮野さんの手料理がいいんだけどなー?

志保の6期生 沙花叉クロヱ コスプレ衣装部屋に戻り照明を取り付けた頃には日が沈んでいた。特段手こずることなくすんなり取り付けたはずなのだが、冬の日没はやはり早い。点けていいよ、という降谷の言葉で志保は照明の電源をパチリと入れると、鳥籠状のシェードの影が部屋に落ちる。明るさは、降谷が懸念していたほどは暗くはなく、志保はこのくらいがちょうどいい、と満足した。「影が綺麗ね。幻想的だわ。」志保が影に手を伸ばし陰で遊ぶ。暖色系の暖かい光が重く部屋を照らす。それは志保の雰囲気にぴったりだった。「ありがとう。助かったわ。お礼に食事でもどう?」広げていた工具を片付ける降谷の背中に投げかけるとその手を止めて、そうだな、と考える降谷。日は沈んでしまったが夕食にはまだ少し早い時間ということを考慮に入れて、降谷は一つお願いをしてみようと思う。「宮野さんの手料理が食べたいんだけど、ダメかな?」思いもよらぬ提案に、言い淀む志保。料理が上手なことで有名な『安室さん』に自分の手料理などで満足するのだろうか? と。志保自信、料理をしないわけではない。かつて小さな少女だったときは博士の体調を考慮しヘルシーで体に負担の少ない料理を作っていた。今だって、多少は手を抜いてしまうが時間があれば自分で作る様にしていた。しかしやはりあの『安室さん』だ。そして車まで出してもらって取り付けまでしてくれた人に対して自分の手料理なんかでお礼になるのだろうか、と。「私の手料理なんかじゃお礼にならないでしょ。プロの料理の方が良くない?」「外食はまぁ別の機会として、今僕は宮野さんの手料理がいいんだけどなー?」 この男、引く様子がない。ね? とかつての安ピスマイルで志保を伺う。その笑顔に、押しに、負けて志保は、ホロライブ 犬山たまき コスプレ衣装仕方ないわねと観念した。「不味くても文句言わないでよね。それに……凝ったものは作れないわよ。」「よかった。宮野さんの作ったものならなんでもいいよ。ありものでいいからさ。」なんでも、と言われ、納豆ご飯でも出してやろうかとも思ったが、それでは料理ができない女だと思われる、ここは素直に作ってやろうじゃないか、と心に決める志保。そしてそのまま、冷蔵庫を確認に向かう。 2ドアの冷蔵庫を開くと卵、レタス、ほうれん草と油揚げ、豆腐が視界に入る。下段の冷凍室を開ければ豚バラ肉とキノコ類とうどん。これは常夜鍋を作るのがいいのではないかと思い立つ。それならば材料を買い足す必要はない。よし、と冷凍庫を閉めて降谷をみやる。