あら、市ヶ谷さんって生徒会に入っているのね

有咲内に秘めた情熱 白金 燐子 コス衣装 「んぅ…。」あれ、皆まだ寝てる…?次に時計の方に目をやると、時刻は6時を指していた。起きるには早いかな…もう少し寝てよう。そう思って、再び体を倒そうとした時、声を掛けられた。やちよ「あら、二度寝なんて感心しないわね。」有咲「や、やちよさん…?」リビングに入って来たやちよさんに注意されてしまった…。普段だったらそんなことないんだけどな…。やちよ「『早起きは三文の徳』って、よく言うでしょ?」有咲「うぅ…すみません…。」やちよ「ふふ。──改めておはよう、市ヶ谷さん。」有咲「おはようございます。」めんどくさがり屋とは言え、この挨拶を言えば、それはもう完全に起床したと同じだ。私はおとなしく起き上がることにした。………。あれから、色んなことを尋ねてみた。早く起きたのには理由があるのか、といったくだらない内容から、初めて魔法少女の真実を知った時はどうだったか、といった重要そうな内容まで。返ってきた答えは、どれもやちよさんらしいものだった。それらを聞いていくうちに、自然とやちよさんの素性も見えてきた。有咲「へぇ~…やちよさんってモデルやってるんですね。」やちよ「えぇそうよ。…言ってなかったかしら?」有咲「はい…『モデル』なんて一言も。」相手の素性を知るということは、逆もまた然り。引き続きやちよさんと会話していると──やちよ「あら、市ヶ谷さんって生徒会に入っているのね。」有咲「あ、はい。…って言っても『書記』なんですけどね。」やちよ「いずれは生徒会長になるのかしら?」二人の約束 氷川 紗夜 コス衣装有咲「バンドの知り合いで、生徒会長になってる先輩はいるんですけど、流石にそこまでは厳しいですかね。」やちよ「あらそう。…そろそろ皆も起きてくるだろうし、朝食の準備するわね。」そう言ってやちよさんは立ち上がり、キッチンへと向かっていった。その後、やちよさんの予想通り、皆が続々と起き上がり、リビングへと集結した。最初は預言者かとツッコミを入れようと思ったが、これだけ長く一緒に暮らしてたら、そういうのも分かるのかなと納得がいった。