泥色笑顔で1,2,Jump

縦にツナガルコネクト 天王寺璃奈 コスプレ衣装 並んだ丸太は、両足がぎりぎり入るくらいの大きさで、高さはひざ上くらい。子供用のアスレチックだから、決して危なくはないけど、いまはぐしょぐしょになったローファーだから慎重に飛び越えていく必要がある。そして丸太の下は一面泥んこになっていて、いますぐ飛び込みたい衝動に駆られてしまう。「ねえ希、どっちがここから遠くまで飛べるか競争しない?」えりちも同じことを考えていたみたい。「泥色笑顔で1,2,Jump」ってところやな。「のぞむところや。せーのでいくで!」両足を揃えて、大きく前後に腕を振ると、2人同時に高く飛び上がる。べちょっ、という音とともに着地すると、派手に泥が跳ねてソックスを黄土色に染め上げた。その横では、もっとド派手に泥を跳ね上げた音がする。きゃあっ、っと横で声がしたと思うと、えりちは尻もちをついた格好になっていた。「いたたたた。ちょっと勢いよく飛びすぎたかしら。」「えりち、大丈夫?」「着地のときに滑って転んだだけだから平気よ。下が柔らかい泥でよかったわ。」「まあそのおかげで、お尻のとこドロッドロになってるんやけどな。」えりちが立ち上がると、スカートの裾からポトポトと黄土色の泥が垂れる。反射的に手で払おうとするが、土ぼこりではないので落ちるはずもなく、ぬるぬるとお尻と太ももに泥んこを塗りつけるだけになってしまう。Dazzling White Town 鹿角聖良 コス衣「うぅ。中までぐちょぐちょになっちゃったわ。」そう言いながらも、表情は楽しそうで、どこかほんのりと赤くなっている気がする。いつものキリっとした立ち姿に、泥まみれになったスカートの後ろというギャップに、思わず笑ってしまう。「あら、希だけ汚れてないなんてズルいんじゃない?」そう言うと、いつの間にか泥をたっぷりと掬い上げてニコニコと近づいてくる。