先輩達のファンから票を奪わなければならないのだ

とうとう3周年 湊友希那 コスプレ衣装 この日がやってきた。演奏の順番はわたしたちが一番最初。正直最初で良かったと思う。先輩達の演奏を聴いた後だと絶対に萎縮しちゃうから。「み、皆さんこんにちわ。Morfonicaです」私はステージの中央に立って部屋の奥まで満員になっているお客さんを見渡しながらMCを始める。見たこともない人数のお客さんを前に体が震えそうになる。大人気ガールズバンド達の対バンライブなんだからある程度覚悟はしてたけど、やっぱり実際に立ってみると全然違う。一回噛んだだけに抑えた私を褒めて欲しい。「皆さんの中には...いえ、ここにいる大半の人は私たちのことなんて知らないと思います」当たり前だ。ここにいる人たちはみんなRASさんやRoseliaさんのライブを目当てに足を運んでいるのであって、結成して間もない私たちを見にきてる人なんていないだろう。いたとしても、それは先輩達のついでに見にきたくらいのものだろう。「バンドを結成して日も浅いし、メンバーも初心者が多いです。正直先輩達と同じステージに立つこと自体、烏滸がましいことかもしれません」今日私たちが戦うのは今の大ガールズバンド時代を代表しているといっても過言じゃない人たちだ。実力も人気も経験もどれをとっても一級品。私たちとは比べものにならないだろう。瑠唯さんや七深ちゃんの実力なら分からないけど3周年 氷川紗夜 コスプレ衣装.....少なくともチームとしての総合力じゃ完敗だ。それに知名度の低い私たちにはファンの人数が先輩達に比べて圧倒的に少ない。先輩達のファンから票を奪わなければならないのだ。スタートラインが全然違う。そんな圧倒的アウェーの状況の中、実力で劣ってる私たちは先輩達と勝負しなければならないのだ。。