たらと今日あった事件に痴話喧嘩が多かった事も納得がいく

ローレンVTuber 白上フブキ コスプレ衣装よりもずっと前に帰ってきてたのであろう。すっかり暖められた部屋は冷えきった体を瞬く間に溶かしてしまうようだった。上着のコートをハンガーにかけてソファに座るという手馴れた一連の動作はローレンがこの家に幾度となく通っている事の証拠だろう。ソファでくつろいでいると、2人分のマグカップを手にアクシアが隣に座った。差し出されたマグカップからは甘いチョコレートの香りが鼻腔をくすぐり、カップの中では2つのマシュマロがぷかぷかと浮かんでいた。1口含んでみると疲れきった体に優しい甘さが染みていくのがわかった。アクシアも隣で「あ、美味いやん」なんて言いながら一息ついていた。2人で楽しくゲームではしゃぐのも良いが、こうしてまったりと何も語らずに過ごす時間もローレンは好きだった。だんだん瞼が重くなるのを感じ始めるほど身体が温まった頃、アクシアは「そうだ!」と言って何やら小さな袋を持ってきた。「今日バレンタインやし、ローレンこれ!」そう言って手渡す袋には市販のチョコレートたちが詰まっていた。そういえば今日はバレンタインであった。確かに言われてみれば、見回りで出ていた街はチョコレートの甘い香りで包まれていた気がする。やたらと今日あった事件に痴話喧嘩が多かった事も納得がいく。にしてもこの男、なかなかにあざとい。まさか女性のためのイベントとも言われるこのバレンタインで男が男へチョコを渡すとは。相手がアクシアでなければサムいの一言に尽きていただろう。甘い物は嫌いではない、寧ろ好物であるためまぁ嬉しくはある。「あーなるほどね。もしかしてアクシアきゅんからの愛の告白が聞けると?」しかし、素直でないローレンからはこんな誤魔化しの言葉しか出てこなかった。「んなわけないやん!ホロライブ 姫森ルーナ コスプレ衣装友チョコ!あれ、でも俺らは相棒やから相棒チョコ?なんでもいいけど、日頃のお礼も兼ねたありがチョコ…的な?」ですよね。にしてもやはりこの男、あざといのである。さりげなく俺らは友達以上の関係って言ってない?チョコっとありがとうって気持ちをありがチョコて…これはやってるってマジで。そんなふひって笑うな。だから可愛いって言われんだぞ。そうは言うものの、ちょうど小腹も空いてきた頃だったので有難く頂く事にしよう。「冗談だよ。ありが…」