今は団長不在の為 私が団長代理なので命令を出すね

朝の5期生 桃鈴ねね コスプレ衣装冷たさに目を覚ます、夜隣に居たはずのぬくもりが居なくなっていて私はぼんやりとしながら顔を洗う。外に出るとフレアが団員さんたちと話していた。おはようと声をかけて状況を確認すれば、海は今霧が薄く出てるからちょっと出立時間を遅らせようという話らしかった。海を見ても正直霧はわからないが、フレアが言うなら本当の事なんだろう。皆で準備をしながら船に乗り込んでいく、時刻も昼に差し掛かる頃少し残念そうな顔をしたフレアが霧が消えた節を伝えてくれる。もしかしたらフレアは霧がなくならなくて幽霊島へ行かないようにならないかな、と期待していたんじゃないんだろうか。それ自体は私もほんの少し理解できるから寂しい気持ちになる。それでも国からの要請に応えない選択肢はないし、何よりセーレさんは幽霊島。いや今のフェーヌ島を知る権利があると私は思う、調査云々すらともかく少なくとも彼を故郷に帰してあげる手助けを私はしたかった。「それじゃ 行こうかセーレさん フェーヌ島までどれっくらいかかるんですか?」「二時間もあれば 問題なく着けると思います」「わかりました皆ー 今は団長不在の為 私が団長代理なので命令を出すね」「「はい!!」」「全方位警戒三名と 哨戒は一時間交代で三組 二人一組。全方位警戒は哨戒三組の姿を五分程度ごとに確認する事。じゃ 出発ー」私の号令でゆっくりと船が動き、晴れ渡る空の下幽霊島へ船は向かう。二時間もあるならととりあえず哨戒は途中交代にしてあるし、各々には休み時間を指示しておいてその間私は自室のベッドの上何とはなしに頭の片隅にあった疑問を考える。私が気になっているのは主に一つ、何故数ある騎士団の中から島の調査に聖騎士団が選出されたのか、だ。言うまでもなく現聖騎士団、3期生 不知火フレア コスプレ衣装元白銀聖騎士団は多数の手練れがそろった聖都直属のお抱え騎士団で言うなれば王国最強と言っても過言ではない。要するに私たちが求められていた事は今回のような調査や何かではなく戦闘、しかもそれは負ける事が許されない戦争時に軍として動けばそのまま戦争を終結させる事すらできると恐れられた圧倒的な戦力だ。そんな国の誇りとも言える聖騎士団が、大分怪しい雰囲気がしているとは言えただの調査任務。