「つまりそういうこと。千聖が女優から何かに乗り換えることができないように、電車も乗り換えることができないわけ。と、俺は思うんだけど」千聖「・・・それでいいのかしら？」友優「いいと思うよ。もし千聖がそれで困ってたとしても俺や薫、花音が助けるからさ。千聖はそのままでいいんだよ」千聖「ありがとうね、友優」千聖と友優の他愛もない会話が続く。その時、悲劇が起こってしまった。友優「それでさ・・・千聖危ない！」千聖「え？・・・きゃあ！」千聖が建物のある方に突き飛ばされ、しりもちを着く。友優が千聖を突き飛ばした理由はこちら側に向かって自動車が突っ込んできたためだった。千聖は気づいていなかったため、突然の事で吃驚した。千聖「もう、友優！いきなり突き飛ばして・・・え？」千聖が見た光景には自動車に引かれて血を流して倒れている友優の姿があった。それを見た千聖は心の底から絶望した。千聖「ゆ、友優？・・・嘘でしょ？・・・ねぇ、友優！目を覚まして！友優！・・・誰か・・・誰か助けてください！私の付き添いが！」数分後、事故を見ていた一般人が救急車を呼び、友優は病院に搬送された。千聖も付き添いとして一緒に救急車に乗った。その後、病院に搬送された友優のことを聞いた薫は急いで病院に向かった。 花音も一緒だった。千聖はどうしたらいいのか分からず、薫の胸に泣きつく。千聖「薫・・・私、私のせいでRAS チュチュ コスプレ衣装・・・友優が・・・」薫「千聖のせいじゃないさ。大丈夫、友優もきっと目を覚ますよ」花音「千聖ちゃん、友優君」そして、友優は数時間後に病院のベッドで目を覚ました。利き腕である左腕が包帯で巻かれていた。医者によると出血も少なかったため、骨折や大きな怪我につながることもないと伝えられた。目を覚ました友優に千聖は泣きながらも抱き着く。
