はじめまして獅白さん、雪花です。こちらは娘のラミィです

ここは笹木咲 三周年 コスプレ衣装​​​​​​​ 人里離れた雪国、ユニーリアという国。今日からここに住む令嬢さんとやらのボディーガードを務めることになったあたし-獅白ぼたん-は、先ほどこの地に降り立った。片道にして数日。遠くね?まぁ、あたしが住んでいたギャングタウンよりも治安はだいぶ良さそう。まぁ、ちょっと寒すぎるのは難点だな。良いお給料もらう予定だからそこは目を瞑ろう。さて…目的の令嬢さんのお宅はここかな。明らかに他の家よりもデカくて、高級そうな家だ。もはや城に近いかも。呼び鈴…はないよなぁと思ってたら、屋敷の使用人らしき人物が現れた。「獅白ぼたん様でございますか?」「はい、そうです」「お待ちしておりました、どうぞ中へ」うーん、丁寧な扱いされるはむず痒い。使用人さんに案内され、屋敷の門をくぐって中に入った。通された応接間は、見るからに高そうなソファやら机やら壺やら…いったいいくらするんだ?という無粋な考えしか出来ないくらい立派だ。とりあえず、座って待ってるか。………ここの令嬢さんはさぞ箱入り娘なんだろうなぁ。あたしの勝手な偏見だけどさ。遠くからこの部屋へ近づいてくる足音がする。立ち上がって一応身だしなみを整える。ガチャ。重厚な扉が開いたのでそちらへ目を向ける。そこには見た目初老くらいだろうか、令嬢さんの父親らしき人物と、その半歩後ろにふんわりとした水色の髪とハート型のアホ毛が特徴的な女の子が。2人とも耳が尖っているということはエルフか?「はじめまして獅白さん、雪花です。こちらは娘のラミィです」「は、はじめまして…」「お初にお目にかかります。獅白ぼたんです」「この度は娘ラミィのボディガードを引き受けて下さりありがとう。さぁ、座って楽にしてください」バーチャル 夕陽リリ コスプレ衣装「ありがとうございます、 失礼いたします」軽い自己紹介を済まし、促されるまま席につく。なるほど、この娘のボディガードをするのか。ちらっとラミィお嬢さんの方を見ると、バチッと目が合い、慌てて逸らされてしまった。…あたし、そんな怖い見た目してるのかな?少ししょんぼりもしつつ、雪花さんと今後の仕事内容や世間話を交わす。ちなみにさっきからずっとお嬢さんにじーっと見られながら会話をしている。そんなにあたしは物珍しいのだろうか。