いつかの日に継承した、四大属性から離れた謎の術式

今でも5期生 雪花ラミィ コスプレ衣装 ラミィ自身を蝕む、不思議な秘術。いつかの日に継承した、四大属性から離れた謎の術式。名前もなくて、前例もない。北都随一の保険医にお世話になっているが、彼女ですらこの術式の扱いには困っているようだ。入学してからのこの三ヶ月、ラミィは自分の最大の力を隠し隠し生きてきた。感情が満ちたときに制御出来ず暴発した氷の術式を、この学院生活では一度も使っていない。名目上は水属性の秘術を学ぶ生徒である。しかし、いざ氷の術式を使えなくしてしまえば、そこに待っていたのは現実だった。ねねちゃんは、全ての人を巻き込んで、それでいて全ての人を幸せにしてしまう。明るくて、可愛くて―――授業はもうちょっと真面目に受けて欲しいけれど。でも、彼女は強い。強さに満ちてる。他人から貰った力に浸かってたラミィなんかより、何十倍も。だから、ラミィは今どうしようもない悩みを抱えてしまっている。「ラミィ、ラミィ!見てくれたかい、今の秘術をー!」わざとらしく口調を変えてはしゃぐねねにラミィは「さすがねねちゃんだ」と口角を上げた。「ありゃりゃ、先客がいたかー」そう言って第二術式練習場の扉をくぐって二人の女子生徒が入ってきた。ポルカはその二人を知っている。「ぺ、ぺ、ぺこら先輩!す、すごい。本物だ」まるで芸能人と接触したような反応を取るポルカに呆気を取られ、困った挙句ぺこらは共に術式練習をしようと誘ったるしあに話を流す。「ぺこらってそんなに一年生に好かれてるの?」「去年の夏のやつはよく話題になってましたからね。東都女学院の一年生が秘術で敵を撃退......って」るしあが首を傾げると、ぼたんはバーチャルアイドル 星街すいせい コス衣装丁寧に解説した。ポルカと同じようにぺこらに影響されてここを受けた生徒は少なくない。「先輩!ねね、ガルトナ出るんですけど、やっぱり先輩も出るんですか?」「最初は何が何だか分からなかったぺこだけど、るーちゃんから色々教えてもらったから大丈夫。それに一回は経験しとくべきって思ったぺこなんだよな」「ガルトナって一年生も二、三年生もグチャグチャに組み合わせ混ぜちゃうからね、もしかしたら当たっちゃうかもよ?」