騒がしい母港

「あ゛〜…平和。」熱々トレーニング ブレマートン コスプレ衣装

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だらしない声をあげながらベンチで休む指揮官。今日も仕事が早めに終わってだらだらしている。
このまま寝てもいいくらいだ。そう思っていると誰かが指揮官を呼ぶ声が聞こえた。

「あ、指揮官見つけました」
「スウィフトシュアか。どした?」
「ちょっと相談がありまして…。睦月ちゃんの…。」
「睦月?」

この女性はスウィフトシュア。しっかり者で面倒見がよく、訳あって睦月や如月のお世話係みたいになってる。
先ほど言っていた睦月とは駆逐艦の子である。飴をあげると面白い顔芸をする。

「で、睦月がどうした?飴がなくなってドラゴンにでもなったのか?」
「睦月ちゃんをなんだと思ってるんですか…?それは置いといてついてきていただけますか?」

なにか悩んでいたのだろうか。そう考えながらスウィフトシュアについて行き睦月を発見するなり隠れた。

「植木鉢に飴をぶっ刺してるけどまさか…」
「睦月ちゃんどうやら飴を植木鉢に刺してああやってじっとしているんです?」
「飴を?」
「はい。」

まるでト○ロのメイちゃんみたいな光景だ。しかしなぜ飴を植えるのかが謎だ。あの子はちょっと不思議な子だからな。

「ちょっと聞いてみるか。」
「大丈夫ですか?」
「チビっ子の夢は壊さんようにするさ」

立ち上がり睦月に近寄る。するとすぐに気づいたのかこちらに駆け寄ってきた。

「あ、しゅきかん!!」アズレン 夕暮改 コスプレ衣装
「おー睦月よ、元気がいいねぇ。で、その植木鉢はなんだ?」
「アメさん!うえたの!」
「なんで植えたん?」
「ひみつ!!」
「oh…秘密にしてあげるからオレにだけ教えてくれるか?」

まるで幼稚園の先生だな、と思い睦月の話を聞く植木鉢に飴を刺している理由は…

「アメさんのき!アメさんのきをそだててみんなにおいしいアメさんあげるの!」

例の変顔でキメ決めながら言った。思わず吹き出しそうになるが我慢。

「ほう…睦月は優しいねぇ」
「でもはえてこないの…」

何日やっていたか分からないがしょんぼりしていた。さすがに「飴は生えてこない」などとは言えない。子供の夢は壊してはいけない。

「そっか…じゃあオレにまかしとき。オレなら何とかできるはず」
「しゅきかんできるの!?」
「やってみるさ。あとは睦月がいい子にしてたら飴の木は生えてくるさ」
「やったー!!」
「それじゃ早速準備するから今日はもう帰るか。スウィフトシュアが心配してるぞ」

睦月を連れて寮舎へ向かうとスウィフトシュアと如月がいた。睦月の帰りを待っていたのだろう。
あとのことは任せてオレは執務室に行くなり秘書官のブレマートン

「ブレえも〜ん!」
「ちょ…いきなりなに!?なんでの○太くんになってるのよ!?」
「いや…あることをしてだな」

訳を説明すると彼女は納得してくれた。なぜか意外だとも思われた。

「でもいきなりどうしてそんなことを…」
「最近物資の供給が悪いからな。駆逐艦やちびっ子たちがお菓子がないって言ってるしおそらくな」
「優しい子ね…睦月は。で、どうするの?」
「まぁだいたいの計画はしていたさ、まず欲しいのは木だな。大きすぎるのはダメだし少し小さめでな」
「アテはあるの?」
「あるさ。毎日それを眺めてるやつがな」

翌日の朝。指揮官はある艦船の部屋へ向かいドアを開けた。

「失礼する!」アズレン シュルクーフ コスプレ衣装
「うわっ!指揮官!いきなりなんだよビックリするなぁ」