薄暗い部屋の中。ウォースパイトは思い悩んでいた。アズレン ユニコーン コスプレ衣装
机に向かって座り、既にかれこれ1時間近く彼女はこうしていた。
「やはり、誰かに相談するべき……いえ、それはダメね。万が一、陛下や指揮官の耳に入ったら……」
ウォースパイトは「はぁ」と深いため息を吐く。このため息も、既に何度目か分からない。
「夕張に頼むか……いや、夕張は青葉との繋がりが深い。何かの拍子で広まってしまう可能性も……そもそも、以前の件では効果が無いことが分かっているし……そうなると明石?だけど、明石はメンテナンスは専門だけど、そういうのを専門にしているか分からない……」
ウォースパイトは「うーん」と唸って頭を抱えた。
よほどの悩みなのか、そしてよほど切羽詰まっているのか。彼女の表情には焦りが見える。
そしてそこから更に10分ほど悩んだウォースパイトは、不意に椅子から立ち上がった。
「……はぁ、ちょっと考え込みすぎたかしら。飲み物でももらってこよう……」
そう言って彼女はトボトボと歩き出し、部屋を出て行った。
「……どうしようかしら」
食堂へと向かうウォースパイト。その途中でも、歩きながらずっと俯いて考え込んでいた。
ブツブツと何かを呟き、そして時折首を横に振る。
突然頭を抱えたかと思えば、また俯いて「うーん」と唸り声をあげる。
そうやって歩いていたからだろうか。彼女は前が見えていなかった。
「……あうっ!?」
「きゃっ」チャイナドレス 大鳳 コスプレ衣装
ウォースパイトの頭に突然柔らかく、弾力のある何かがぶつかった。
その何かに弾き返され、ウォースパイトは尻もちをついてしまった。
「あいたたた……」
「だ、大丈夫ですか、ウォースパイト様」
ウォースパイトが顔を上げると、そこには心配そうにこちらを覗き込むイラストリアスとユニコーンの姿があった。
「申し訳ありません、ユニコーンちゃんとのお話に夢中になってしまっていて……」
「いや、私も考え事をしていて前を見ていなかったわ」
ウォースパイトはスッと立ち上がると、パッパッと服の土を払う。
「考え事とは……何かお悩みですか?」
「まぁ、そんなところね」
ウォースパイトは苦笑しながら答える。