ウォースパイトは中庭のベンチに座り、頭を抱えていた。サンシャイン・グレース フッド コスプレ衣装
今の彼女の雰囲気を音で表すなら、「ずーん」といったところだろうか。
「うぅ……私は何をやっているんだ……」
イラストリアスの前から走り出した後も、ウォースパイトはシグニット、フッド、フォックスハウンド達と遭遇し、そして急に逃げ出すように彼女達の前から走り去ってしまった。
こうなった原因も分かっている。だが、彼女自身にはどうしようもなかった。だからこそ悩んでいるのだ。
「……ここまで騒いだのだから、たぶん指揮官や陛下の耳にも私のことが入っているわよね……」
「呼んだか？」
「！？」
突然指揮官の声が聞こえ、ウォースパイトはビクッと跳ね上がった。
「し、ししししし指揮官！？」
「どうしたんだ、そんなに取り乱して。……っと、それよりも隣良いか？」
「え、えぇ」アズレン ロンドン改 コスプレ衣装a
ウォースパイトが頷くと、指揮官はウォースパイトの横に座った。
「……単刀直入に聞くが、何かあったのか？」
「な、何かって？」
「実は、さっきイラストリアスとかフッドから、『ウォースパイトの様子がおかしい』って言われてさ。何か悩んでるみたいだったし、何かあったのかなって」
「……それは」
ウォースパイトは頭を抱えそうになった。
よりにもよって、一番知られたくなかった人に知られてしまった。
しばらくウォースパイトは口を噤む。
「……」
「あ、言いたくないのであれば別に無理に言わなくても――」
「……いえ、指揮官には聞いてもらおうかしら。このままにしていても解決しないのだし、今の私を知られた状態で何も言わなかったら、私がただの変なレディみたいじゃない」
まるで何かを吹っ切るかのように、ウォースパイトはそう言った。
「……指揮官、正直に答えて欲しいの。私のスタイル、どう思う？」
「スタイルって、体型のことか？」
「えぇ」
真剣なまなざしで指揮官を見つめるウォースパイト。
下手な誤魔化しは今の彼女には通用しない。指揮官はそう感じた。
「……んじゃ、正直に言うぞ」
「……」アズレン バッチ コスプレ衣装
「まぁ、お世辞にもナイスバディ、とは言えないよなぁ」
「……そう、よね」
ずーんと落ち込むウォースパイト。予想していた答えではあったが、やはりいざ聞くとどうしても落ち込んでしまう。
「やっぱり、幼児体型よね、私は……」
「……」
下手な慰めは爆弾にしかならない。これでも多くのKAN-SENの悩みを聞いてきた指揮官である。それぐらいの判断は可能だった。だからこそ、彼は何も言えなかった。
「なんというか……私、姉妹の中では年長のほうなのに、スタイルがこう……特に、ここにはスタイルのいい子も多いから、どうしても自分と比べちゃって……」
