恋愛経験

先生を自分だけの物にしたい。
いつからか、小鳥遊ホシノはそんなことを願うようになっていた。
今、先生はアビドスに来ている。セリカやシロコ、アヤネ達と何事かを話している。
ホシノは寝ているふりをしながら、先生を眺めていた。ブルアカ 十六夜ノノミ コスプレ衣装



始め、ホシノは先生のことが好きでは無かった。シロコにおぶられて、情けない大人が来たとしか思っていなかった。かつて大人に騙された経験から、最初は信じていなかった。
しかし、先生のおかげでアビドスは助かることになった。ホシノが黒服に騙された時も先生は助けてくれた。
ホシノが先生に惹かれ始めたのはその辺りだろう。
今では、すっかり先生に夢中になっていた。
今も先生に見惚れながら、どうやって先生を手に入れようかと考えていた。
しかし、思いつかない。
そもそもホシノは恋愛経験がほとんど無いのだ。
キヴォトスでは、まともな人型の男性はほとんどいない。先生はその点で珍しい存在だった。
振り返ると、ホシノがアビドスに入った時点でアビドスは寂れていた。
アビドス対策委員会はほとんどホシノと、ホシノの先輩であるユメで回していた。
そんな状況なので友達らしい友達もあまりいなかった。恋愛なんて尚更。
だから、ホシノは恋愛をどう進めればいいか分からなかった。
今、自分が恋愛で悶々していることを知ったら、ユメは何て言うだろうか。
『ホシノちゃんもそんなこと考えるんだ。可愛い~』などとからかってくるかもしれない。ブルアカ 伊落マリー コスプレ衣装
それとも意外と真面目に相談に乗ってくれるかも。
そう考えて、ふっと笑みがこぼれる。

「ホシノ先輩、何考えているんですか~?」

ノノミが声をかけてきた。寝たふりが見抜かれていたらしい。

「別に、何も~」ブルアカ 池倉マリナ コスプレ衣装
「先生のこと考えていたんですか?」

のほほんとしているように見えるノノミだが、中々するどい。

「まあね……」

隠すほどのことではない。ホシノは素直に認めた。