死ぬ為に真っ当な人間になろう

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そんなにお酒を見つめて。ね、乾杯しよう?」「あたし、もう飲みません。」「え?」「こんなの。」空き缶にデコピンをする。倒れた缶のカランカランと高い音が、2人きりの部屋に響く。「…そっか。じゃあ片付けちゃうね。」花音さんは手際良く空き缶を片付けていく。あたしは、その様子に、何故だか無性に苛ついた。「怒らないんですね。」「うん。」「そういうの、いつかろくでもない人間に捕まって人生無駄にしますよ。」
「もう捕まってるんじゃないかな。」何を今更、という風に困ったように花音さんは笑う。「虚しくならないんですか。」「なるわけないよ。私はずっと美咲ちゃんの味方でいるって決めたから。」お世辞を微塵も感じさせない笑顔で言い放った花音さんに、あたしは何も言えなかった。黙って、虚無を見つめるしか出来なかった。そして、ここで、あたしの中に花音さんがいないことを、はっきりと確信したのだ。同時に、自分は花音さんの善意、好意を利用している最低な人間なのだと痛いほど感じることが出来た。禁酒をしてから半月ほど経った。美味しいと思って飲んでいたわけではなかったので、酒が欲しくて苦しくなることは無かった。ただ、死の誘惑は格段に増えた。それは時に、桃源郷を感じさせるほどに、とても魅惑的に感じた。それでも、その度に、 自分は死ぬのに相応しくない人間だと言い聞かせてきた。そして、自分に言い聞かせてきたからか、スカーレットソウル コス衣ここ最近で理解したことがある。それは、あたしは死ぬ為に生きている、ということだ。死ぬ為に真っ当な人間になろうとしている。最高の矛盾だが、そうなのだ。言い切れる、あたしは死ぬ為に生きていると。不老不死の薬など与えられようものなら、あたしは発狂してしまうだろう。