嬉しいことは勿論、悲しかったこと、辛かったことも、ウチはちゃんと分け合いたいな

「やっぱ委員長の新衣装 月ノ美兎 コスプレ衣装 分かっちゃうか……うん、ちょっとね……今日仕事でやらかしちゃってさ……ちょっとだけ凹んでる」「……そっか」静かに、ミオは趣向する。先を促すでもない、話したくないなら話さなくて良いよという無言の優しさ。「しかもそれが、丁寧に見直してればまず間違えるはずのないミスだったからさ……上司にも『新人からやり直してこい』って、大目玉喰らっちゃって……」ダメだ。そう思った時にはもう遅かった。抱え込んでいたものが、ボロボロとこぼれ落ちていく。また彼女にみっともないところを見せてしまう。「本当に……ダメだな、僕……こんなんじゃ……」「ダメじゃないよ」そこだけは、力を込めてミオは言う。滲んだ視界がふっと暗くなり、僕の顔を抱きしめるミオの体温と重みを伝えていく。「キミがたくさん頑張ってること、ウチは知ってるし……きっと世界に頑張ってない人なんて居ないんだよ。誰だって間違えるし、忘れるし、迷う。だからキミは、なんにもダメじゃないんだよ」ウチだって、今日カレーのルー買い忘れちゃったしね。自嘲げに言って、ミオが笑う。やっぱり、ミオはすごい。それだけで僕を……否、これまで何十万人という人々を元気付けて来たのだから。「だから、我慢しないで良いんだよ。そのまま溜め込んでたら、いつかパンクしちゃうよ。嬉しいことは勿論、悲しかったこと、辛かったことも、ウチはちゃんと分け合いたいな」「だって……ウチはキミの、お嫁さんだもん」ありがとう、そう伝えようとした。けど口から溢れるのは、もはや日本語としての体を成さない嗚咽ばかりで。溢れる感情に任せたまま、僕はミオの腕の中で子供のように泣きじゃくった。きっとお酒のせいだ。VTuber 愛園愛美 コスプレ衣装そういうことにしておこう。そうしなければきっと、明日からミオの顔を直視できないに違いないから。「よしよし……大丈夫だよ。ウチはどこにも行かない。ずっとずーっと、キミのそばにいるからね」顔を包む温もりが、服越しに伝わる心臓の鼓動が、無二の感覚をもって心の奥底深くに沁みていく。まるでミオに包まれているような錯覚を覚えながら、僕の意識はいつの間にか眠りの底へと落ちていった。