衣舞紀さんみたいだなと思って、もっと好きになった

 いっそ、D4DJ 大鳴門 むに コスプレ衣装射落として欲しい。そんなことを伝えようと思ってしまうのは、私の勇気が足りていないからだろうか。自分の部屋から、窓の外で行われるセミの合唱に耳を傾けていると。私の手元に置かれていたスマホからわずかな振動の音が聞こえてきた。「今日は三脚を使ってみました。綺麗に撮れたと思うので、衣舞紀さんには見てほしい」想い人から丁寧な一文とともに送られた写真に写っているのは、夜空にひときわ輝いている赤い星。近くで撮られたのであろうその写真には周りの星がよく見えなくて、星座などを見つけ出すことも難しい。けれども、その星の正体についてだけは確信があった。『一等星の一つで、南の夏空に赤く輝くよく知られている恒星』 そんな風に、世界中の人々によく知られている星であった。「衣舞紀さんみたいだなと思って、もっと好きになった」と、彼女が言ってくれたことをまた思い出す。普段から赤色が見えるからだけじゃなく、まるで同じく赤い火星と競い合おうとするようなところも、私に似ていると思ってくれたようだ。そんな勇ましいイメージを持ってくれた彼女のこと、なのに。どうして私は彼女について考えるたびに、恐れに似た感情を覚えているのだろうか。送るべき返事を三回ほど書いては消した後、ふと目に入ったのが、机の上に置かれていたホームプラネタリウム。それは彼女の憧れてきた星空のことが、もっと知りたくて。フォトンメイデンのみんなで彼女の誕生日にと贈ったのと同じものを、みんなに内緒で買ってきたものだった。彼女が星に込められた想いに対しては、並大抵の言葉ではきっと物足りなくても、陽葉学園 大鳴門 むに コスプレ衣装同じ星であれば。単純にもそんなことを考えてしまった私は、ホームプラネタリウムで日本から見える夏空を自分の部屋に写してみた。伝えたいことは、窓の外の夜空だとなかなか伝えられない、そんな気がするけど。この作られた星空なら、きっと私の想いを形にしてくれる。