覚えてないけど、緋彩の料理とワインが美味くて止まらなくなっちゃった

「ねえっ!D4DJ 清水 絵空 コスプレ衣装 アタシ、ワイン開けるのやってみたい!」突然何を言い出すのかと不思議に思ったけれど、どうやらコルク栓を抜くという所作に憧れを持っていたようで、まだ開けていないワインのボトルとウィング式のワインオープナーを渡すと、渚ちゃんは両手でそれを持ち不思議そうに眺めているので、「これはね、こうやって使うのよ」背後から手を貸して開けることができると、「テレビで見るみたいなのやってみたかったんだけど……」なんて言ってきて、おそらくスクリュー式かソムリエナイフのことだろうと見当をつける。ああいったタイプのものは扱いが難しいのだと説明して納得してくれたようなので、用意したグラスにボトルの中身を注いでいくと、再び目を輝かせる渚ちゃん。注ぎ終わり、二人でグラスを持つと「乾杯」なんて言ってくるのが可愛らしくて、思わず笑ってしまう。「なんで笑うんだよ〜? グラス持ったら言いたくなるじゃん」「ふふっ。そういうところも可愛らしいけれど、その持ち方だとグラスのワインが温くなってしまうわよ?」「えっ!? グラスってこうやって持つんじゃないの?」「ブランデーとか、温めながら飲むものはそうやって持つけれど、ワインは温くなってしまうからやらないわね。まぁ、今はお家だし気にしなくてもいいと思うけれど」 そんな会話を繰り広げながら、気付けばボトルが空になっている。私は手元のグラス1杯を飲んだあと、今飲んでいるのは2杯目、ということは……。「渚ちゃん、貴女、何杯飲んだの?」テーブルのD4DJ 花巻乙和 コスプレ衣向かい側にいる渚ちゃんは、頬が赤くなっていて、 目がトロンとしている。「覚えてないけど、緋彩の料理とワインが美味くて止まらなくなっちゃった〜」なんて言葉に、ほろ酔い気分もすっかり醒めて慌ててお水を飲ませる。時計を確認すると、7時を回ったところ……。これでは、今日中に帰宅をさせるのは危なすぎると判断して、家に泊めることに決める。見たところ酔いが回っていそうなので、お風呂に入らせるのは危なさそうだと思い、手元に用意したお水を飲み終わったのを確認すると、ベッドに連れていく。