わかってるよそれくらい。ラミちゃんバレバレだもん

「ああうん、VTuber 水無世燐央 コスプレ衣装直接会ってから言うから。……そのために会ってもらうんだし。……うん。……うん、元気。……え~? これでも結構あたしちゃんと働いてんだよ? そう、大丈夫。……うん。……それじゃあ。うん。あの子待ってるし切るね」うん?「うん。明後日ね。それじゃ。はーい」通話を切ったのかな、と思ったそのとき、入口の扉が開いた。「ラミちゃん何してんの、お風呂上がりだと風邪ひくよ」「あ……ごめん、立ち聞きするつもりなかったんだけど」「扉前で動かなくなったから聞いてるんだろうなあって思いながら話してた」あれ、ラミィ最初からいるのわかってたの?「わかってるよそれくらい。ラミちゃんバレバレだもん」「……気づいてないと思ってたのに」「ラミちゃんのことならお見通しだから」「……お母さんに、言いたいことちゃんと言えたの?」ししろんが虚を突かれたように目を丸くして、それからふにゃっと笑った。「うん。……本気だよっていうのは、伝わったと思う」「……そういうのじゃないって言ってたのって、なんかあの」「ラミちゃんは気にしないでいいよ。……母さんももうそこはわかってくれたみたいだから」……そっか。……じゃあ、いいのかな。ししろんがラミィのことをぎゅっと抱きしめる。「……そういや今夜一緒の布団で寝るの?」「え、いつもそうじゃん」「いや、一応ラミちゃんの実家なわけじゃん?」でも客室掃除してないってお母さんに言われちゃったから。ラミィの部屋で一緒にしか選択肢ないよ。「……ああ、お母さん公認なんだ」「うん。……そういうことだと思う」ホロライブ 兎田ぺこら コスプレ衣装急な来客ってわけでもないわけだし。「……じゃあ、そっか。一緒に寝ちゃっていいんだ」「……いつもよりちょっと狭いかも知れないけど」「抱きしめて寝れば大丈夫」ししろんが得意げに、そう言って笑った。