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 嬉しそうなこはねとみのりちゃんの宣言に、ファミレスのテーブル席の向かい側に座った私と遥は頭が真っ白になった。CHILDREN RECORD (チルドレンレコード) 白石杏 コスプレ衣装



 私とこはねが、そして時期を同じくして遥とみのりちゃんが付き合いだしてもう2年以上が経過している。

 高校を卒業した私たちはそれぞれのパートナーと同じ大学への進学を決めながら、各々の夢を今も追いかけ続けていた。

 私たちはあの最高のライブを超えるため。遥たちは最高のアイドルを目指して。

 とはいえ、私たちももうすぐ大学生。いつまでも親に迷惑はかけられないと家を出るか悩んでいた今日この頃。特に遥たちはアイドルとしての人気も昔以上に上がっていて、セキュリティ性の高いマンションへの移動も考えているとのことだった。

 お金に関しては一応問題はない。私たちも遥たちも自分たちの活動のおかげで一般的な学生よりはかなりお金を持っている。CHILDREN RECORD (チルドレンレコード) 東雲彰人 コスプレ衣装

 しかし、色々と物価の高いこのご時世だ。わざわざ出費を増やすことはない。それに女性の一人暮らしほど危ないものもない。などなど、というような理論武装をいくつも考え並べ、私と遥はこはねとみのりちゃんにそこはかとなく伝えていた。

 

 全ては、互いのパートナーとの同棲という夢を叶えるために。

 あとは最後にパートナーに「同棲したほうが色々お得だよね」と告げるだけで良いところまで来ていた。来ていたのに。CHILDREN RECORD (チルドレンレコード) 小豆沢こはね コスプレ衣装

 私たちが逆に告げられたのは、そんな最初の無慈悲な宣言だった。

大冒険

「よし、今日のショーは大成功だったな!次はどんなお話にしようか……」

司は少し気分がよかった。ショーのおかげで咲希がたくさん笑ってくれたからだ。咲希の病気を治すことはできないけれど、こうやって笑顔にしてあげられるなら―――

「ゴホッ、ゴホッ……」
「!?」POP IN MY HEART!! 天馬司 コスプレ衣装

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とても苦しそうな咳が聞こえた。間違いない、咲希だ。ショーを見せていた時はここまでしんどそうではなかったのに。

「さ、き……」

勢いよく咲希が寝ている部屋に入ろうとした司だったが、あと少しのところでその足は止まってしまう。
なぜなら、咲希と母親の会話が耳に入ってしまったからだ。

 

「咲希、どうしてこんなに悪くなるまで言わなかったの」
「だってね、おにいちゃんがアタシのためにおもしろいショーを見せてくれたから。アタシが笑ったらおにいちゃんがよろこんでくれるから、苦しそうにしたくなかったの」

 

……もしかして、オレのせい?POP IN MY HEART!! 神代類 コスプレ衣装
オレが咲希に笑ってほしいって思ったから、咲希は無理した?
笑顔にしたいなんて余計なお世話だったのか?


咲希が一番幸せになれるのは病気が治ることなのに、ショーで笑顔にするだけで本当に咲希のためになるのか―――?陽気なDJ現る? KAITO コスプレ衣装

 雨上がりの放課後。イタズラ☆ストレート 阿慈谷ヒフミ コスプレ衣装



 裂けた雲から覗く青空。差し込む光。

 輝く雨の跡で飾られた、見慣れた歩道を歩く。
 楽しげに先導する友人、ヒフミの背を追って。
 
 目標地点は、彼女が勧めるクレープの屋台だ。

「あの屋台です。すっごく美味しいんですよ!」 
 背の低い店舗ビルの前に、ピンク色の屋台。
 既に数人が並んでいるようだ。イタズラ☆ストレート 天童アリス コスプレ衣装

 立て看板のメニューには、もの凄い数の商品名。
 書き切れなかったのか、ダンボールでメニューを無理矢理付け足している。
 
 この小さな店で、これだけの種類を作れるのか。
 凄いな。中を見てみたい。

「私は……ミックスホイップにしますね。アズサちゃんは、どれがいいですか?」

 ヒフミが勧める屋台だ。どれを選んだとしても、きっと美味しいはず。
 そういえば。いつか読んだ本に……。
 
「ヒフミと同じにしよう」
「えっ。良いんですか?」
「お揃いは、友情の証だと聞いたから」

 そう言うとヒフミは、嬉しそうに微笑んだ。
 彼女の癖らしい、小首を傾げる仕草が続く。

「では、お揃いで食べましょう」

 顔も、声も、仕草も。イタズラ☆ストレート 早瀬ユウカ コスプレ衣装
 どれも見慣れている筈なのに。

恋愛経験

先生を自分だけの物にしたい。
いつからか、小鳥遊ホシノはそんなことを願うようになっていた。
今、先生はアビドスに来ている。セリカやシロコ、アヤネ達と何事かを話している。
ホシノは寝ているふりをしながら、先生を眺めていた。ブルアカ 十六夜ノノミ コスプレ衣装



始め、ホシノは先生のことが好きでは無かった。シロコにおぶられて、情けない大人が来たとしか思っていなかった。かつて大人に騙された経験から、最初は信じていなかった。
しかし、先生のおかげでアビドスは助かることになった。ホシノが黒服に騙された時も先生は助けてくれた。
ホシノが先生に惹かれ始めたのはその辺りだろう。
今では、すっかり先生に夢中になっていた。
今も先生に見惚れながら、どうやって先生を手に入れようかと考えていた。
しかし、思いつかない。
そもそもホシノは恋愛経験がほとんど無いのだ。
キヴォトスでは、まともな人型の男性はほとんどいない。先生はその点で珍しい存在だった。
振り返ると、ホシノがアビドスに入った時点でアビドスは寂れていた。
アビドス対策委員会はほとんどホシノと、ホシノの先輩であるユメで回していた。
そんな状況なので友達らしい友達もあまりいなかった。恋愛なんて尚更。
だから、ホシノは恋愛をどう進めればいいか分からなかった。
今、自分が恋愛で悶々していることを知ったら、ユメは何て言うだろうか。
『ホシノちゃんもそんなこと考えるんだ。可愛い~』などとからかってくるかもしれない。ブルアカ 伊落マリー コスプレ衣装
それとも意外と真面目に相談に乗ってくれるかも。
そう考えて、ふっと笑みがこぼれる。

「ホシノ先輩、何考えているんですか~?」

ノノミが声をかけてきた。寝たふりが見抜かれていたらしい。

「別に、何も~」ブルアカ 池倉マリナ コスプレ衣装
「先生のこと考えていたんですか?」

のほほんとしているように見えるノノミだが、中々するどい。

「まあね……」

隠すほどのことではない。ホシノは素直に認めた。

騒がしい母港

「あ゛〜…平和。」熱々トレーニング ブレマートン コスプレ衣装

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だらしない声をあげながらベンチで休む指揮官。今日も仕事が早めに終わってだらだらしている。
このまま寝てもいいくらいだ。そう思っていると誰かが指揮官を呼ぶ声が聞こえた。

「あ、指揮官見つけました」
「スウィフトシュアか。どした?」
「ちょっと相談がありまして…。睦月ちゃんの…。」
「睦月?」

この女性はスウィフトシュア。しっかり者で面倒見がよく、訳あって睦月や如月のお世話係みたいになってる。
先ほど言っていた睦月とは駆逐艦の子である。飴をあげると面白い顔芸をする。

「で、睦月がどうした?飴がなくなってドラゴンにでもなったのか?」
「睦月ちゃんをなんだと思ってるんですか…?それは置いといてついてきていただけますか?」

なにか悩んでいたのだろうか。そう考えながらスウィフトシュアについて行き睦月を発見するなり隠れた。

「植木鉢に飴をぶっ刺してるけどまさか…」
「睦月ちゃんどうやら飴を植木鉢に刺してああやってじっとしているんです?」
「飴を?」
「はい。」

まるでト○ロのメイちゃんみたいな光景だ。しかしなぜ飴を植えるのかが謎だ。あの子はちょっと不思議な子だからな。

「ちょっと聞いてみるか。」
「大丈夫ですか?」
「チビっ子の夢は壊さんようにするさ」

立ち上がり睦月に近寄る。するとすぐに気づいたのかこちらに駆け寄ってきた。

「あ、しゅきかん!!」アズレン 夕暮改 コスプレ衣装
「おー睦月よ、元気がいいねぇ。で、その植木鉢はなんだ?」
「アメさん!うえたの!」
「なんで植えたん?」
「ひみつ!!」
「oh…秘密にしてあげるからオレにだけ教えてくれるか?」

まるで幼稚園の先生だな、と思い睦月の話を聞く植木鉢に飴を刺している理由は…

「アメさんのき!アメさんのきをそだててみんなにおいしいアメさんあげるの!」

例の変顔でキメ決めながら言った。思わず吹き出しそうになるが我慢。

「ほう…睦月は優しいねぇ」
「でもはえてこないの…」

何日やっていたか分からないがしょんぼりしていた。さすがに「飴は生えてこない」などとは言えない。子供の夢は壊してはいけない。

「そっか…じゃあオレにまかしとき。オレなら何とかできるはず」
「しゅきかんできるの!?」
「やってみるさ。あとは睦月がいい子にしてたら飴の木は生えてくるさ」
「やったー!!」
「それじゃ早速準備するから今日はもう帰るか。スウィフトシュアが心配してるぞ」

睦月を連れて寮舎へ向かうとスウィフトシュアと如月がいた。睦月の帰りを待っていたのだろう。
あとのことは任せてオレは執務室に行くなり秘書官のブレマートン

「ブレえも〜ん!」
「ちょ…いきなりなに!?なんでの○太くんになってるのよ!?」
「いや…あることをしてだな」

訳を説明すると彼女は納得してくれた。なぜか意外だとも思われた。

「でもいきなりどうしてそんなことを…」
「最近物資の供給が悪いからな。駆逐艦やちびっ子たちがお菓子がないって言ってるしおそらくな」
「優しい子ね…睦月は。で、どうするの?」
「まぁだいたいの計画はしていたさ、まず欲しいのは木だな。大きすぎるのはダメだし少し小さめでな」
「アテはあるの?」
「あるさ。毎日それを眺めてるやつがな」

翌日の朝。指揮官はある艦船の部屋へ向かいドアを開けた。

「失礼する!」アズレン シュルクーフ コスプレ衣装
「うわっ!指揮官!いきなりなんだよビックリするなぁ」

ライスのお耳

お兄さまに突然呼ばれました。

「どうしたの?お兄さま」ハロウィン衣装 ライスシャワー コスプレ衣装
「ふむ……いや……」

 

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そうやって何か考えながら、ライスのことをじ──っと見てきます。
なんだか恥ずかしくなって顔をそむけたけど、でもどうやら見てるのはライスの顔じゃなくて────

「……お耳、何か付いてる?」

見ていたのは、ライスのお耳でした。

「いやね、やっぱり大きいなって」ドレス メジロマックイーン コスプレ衣装


「そ、そうかな……?普通だと思うけど……」
「俺もそう思ってさ」

そう言って、指で長さを作って、

「通りすがりのブルボンに耳の大きさを測らせてもらった。それがこれくらい」
「これくらい……」
「んで、ライスが……」

反対の手が頭の上に伸びて、戻ってきました。
その大きさは、ブルボンさんのよりも明らかに大きくって。


「……な?1.5倍くらいはありそうだろ?」
「ら、ライスのお耳、変だったの……?」
「いやいや。毛並みや尻尾と同じく個性だよ。恥ずかしがることない」
「そ、そっか……」

体はちっちゃいのに、お耳だけ大きいのが何だか恥ずかしい気がして、とっさに隠しちゃったけど、やっぱりお兄さまは優しいです。
お兄さまに褒められただけで、自分の耳のこともちょっと好きになれるから。


でも、お兄さまはまだライスのお耳を眺めてます。

「……な、なんでそんなにじっと見るの?」水着 マルゼンスキー コスプレ衣装
「うーむ……」

バレンタイン

『ハッピーバレンタイン。トレーナーさん』勝負服 グラスワンダー コスプレ衣装



2/14バレンタインデー。担当バがトレーナーに日頃の感謝を伝える日。
この日ばかりはどのトレーナー室でも同様の光景が広がり学園内は1日中甘い香りに包まれることになる。

「お仕事が一段落しているのでしたらこのまま休憩にしませんか?丹精込めた1品ですからお仕事の片手間にではなくしっかりと味わっていただきたいので」

こうなる事を予見してこの日にトレーニングを実施するトレーナーは少ない。かく言う俺も今日は簡単な事務処理を幾つかこなしたら彼女達とゆっくりするつもりでいた。

「分かった。後5分で終わらせるから」

「分かりました」

そう言って給湯器に向かっていくグラスとソファに座って何かを言いたげな、物憂げな視線でこちらを見るアキュート。

「アキュートの言いたい事は理解してるけど…グラスには言うなよ」

「分かってるよぉ。だけどグラスちゃんは言わないと理解できないと思うよぉ~」

アキュートにしては珍しく歯切れの悪い返事。俺としてはグラスに聞こえない程度の小声で話したつもりだったのだがアキュートはそんな遠慮は一切なく普通の声で喋っているし、俺の言葉を一言一句聞き漏らすまいとこっそりと聞き耳を立てているグラスがそんなやり取りを聞き逃すはずがなかった。勝負服 メジロドーベル コスプレ衣装

「私が何を理解できないんでしょうか?私を除け者に内緒話なんていけないトレーナーさんですね。はい、どうぞ」

そう言って3人分の緑茶をテーブルに置いてソファに座るグラス。こちらも丁度作業を終えてソファに座って淹れたてのお茶を一口運び「美味い」と舌鼓を打っているとグラスが鞄から箱を取り出し蓋を開けて、

「今日のバレンタインプレゼントは自分らしさを込めた和菓子にしてみました。実家が和菓子屋のサクラチヨノオーさんからもお墨付きを頂けた自信作なんですよ」

差し出された箱の中には綺麗に細工された和菓子が詰められていた。

「見た目で、香りで、味で楽しんで下さい。そして余韻の中で私の想いを感じていただければ嬉しく思います」

箱の中の和菓子を見てみると最初に目に飛び込んでくるのはピンクのハート。余韻どころか真正面から堂々と愛情をぶつけに来ている事が分かる。他の物は花を模したものが多い様だ。勝負服 マンハッタンカフェ コスプレ衣装