天使みたい善子たち

「遅くなりましたが、今日はルビィのためにありがとう」「仲間なんだから、当たり前じゃない」台所をAqours 4th Single 津島善子 コスプレ衣装

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後にしながら、そう返す。善子さん、と肩越しに呼ばれて振り返った。
「これからもルビィのこと、よろしく頼みます」しっかり者。その言葉が似合うのは、私じゃない。その言葉を、そっと飲み込んだ。ダイヤの後をついて廊下を戻ると、にぎやかな声が聞こえてくる。「ハグ」「はぐー」ルビィと果南がなぜかハグしていた。なんでも、ルビィのお願いをひとつずつ聞くゲームらしい。王様ゲームと違って、お願いするのはずっとルビィのようだった。甘え上手の特権だなと、善子は思った。よく見るとルビィの髪は丁寧に巻かれていて、うっすらと化粧もされていた。いつもとは随分と雰囲気が変わっている。仕掛人は後ろで満足そうにしている梨子のようだ。ヘアアイロンをわざわざ持参しているぐらいだから、事前にそういう話になっていたのかもしれない。善子はなにも聞かされていなかった。他のメンバーはどんなお願いをされたんだろうか。みんなに囲まれて笑うルビィの顔は、いたいけでかわいらしい。まるで天使みたいに。あまりの可愛らしさに、ダイヤもすっかりほころんでいる。「あ、お姉ちゃん」その視線は、善子の隣に向けられていた。ダイヤは白い箱をテーブルに置いて、手際よく開いていく。中から出てきたのは、小さめで色とりどりのケーキ。立派なホールケーキを予想していた善子は、思わず声を漏らした。思い思いにお気に入りのケーキを小皿に取っていく。ラブライブ!フェス 絢瀬絵里 コスプレ衣装あっという間にデザートビュッフェのようになっていた。何人かはスマホを取り出して、すかさず写真を撮っている。計算された彩りに、繊細さが際立っている。