元はと言えば、お前に独自の表現の演技をしてくれと頼んだのは俺だ

ある日

レインボーローズ 桜坂しずく コス衣装 の事、最近色穂の様子が浮かないことに哲留は気付いていた。その事が気になってとりあえず部屋に入った色穂の部屋をノックした。トントントン色穂「はい?」哲留「色穂、俺だ」色穂「哲留?」哲留「ああ・・・入って良いか?」するとドアが開かれた。色穂「何か用?」哲留「元気ないようだな?どうした?」色穂「何でもないよ」哲留「声だけで大体分かる。その様子だと、俺だけじゃない。他の皆にもすぐバレるぞ。」色穂「・・・中入りなよ?立ち話が出来る話でもないし。」哲留「分かった」そして哲留は色穂の部屋に入った。色穂「今度・・・演劇部で公演をすることになったんだけど、そのヒロインにあたしが選ばれたの。」哲留「それって良い事じゃないのか?」色穂「みんな・・・前に私が役のキャラを完コピしてた時にはすごく感動したらしいけど、今の演技じゃ駄目だって言われて・・・。」哲留「・・・そうなったか。」色穂「しかも・・・その役の中では、“自分をさらけ出さないといけない”んだって。」哲留(ん!?その言葉・・・どこかで・・・。)色穂「でもあたしにはそれが出来ない。今までだってずっと役のコピーを演じて来た。たぶん・・・皆もそれに期待して、ヒロイン役を私に委ねたんだと思う。でも・・・私の演技じゃ、皆が求めてるものにはなれない。」哲留「コピーに戻したいって思ってる?」色穂「・・・」哲留「元はと言えば、お前に独自の表現の演技をしてくれと頼んだのは俺だ。そのせいで、お前を苦しめちまってるからな。すまない・・・色穂。」色穂「ううん、哲留のせいじゃないよ。たぶん・・ルビィのお手紙 国木田花丸 コス衣装・最初からあたしはそういう子なんだと思う。」哲留「どういう意味だ?」色穂「親に強制されたっていうのもあって演劇をやっていたのは本当。だけど入ってから自分でもコピーで役を演じる事に気楽さを感じていたんだ。」哲留「何かあったのか?」色穂「・・・」