私の力の前に君が勝てる確率など―――ない!

影はホロライブ さくらみこ コスプレ衣装ゆっくり揺らぎながら前進して行く。向かうはスバルとアポロの元だ。見上げるほど高かった塔に対し、シオンのポータルを利用しあやめだけ上から、残りは下から潰していく作戦ではあったわけだが早くたどり着けてよかった。八階層ほどに見えた塔の最上階層、豪華な結婚式場にて二人の姿をあやめは見つけたのだった。「いつぶりですかな、こうやって君と相見えるのは。見たところ貴方一人に見えますが他は?まさか、一人で私が倒せるとでも?」「おしゃべりをしにわざわざ来たんじゃない。余はスバルちゃんを救い出す、お主も倒す」あやめは背中から二本の妖刀を引き抜いた。ギィンと音を立てて目の前で交差するそれに意識を集中させる。それを見て面白そうに微笑んだアポロは装飾の綺麗なマントを脱ぎ捨て宝剣を引き抜いた。ギラりと眩い輝きを放ち、それ以上の気迫が余を奮い立たせた。三秒の沈黙、両者共に荒れに荒れた式場にて視線を交わし、「《秘技 百斬り》!!」レッドカーペットを蹴りあげあやめは加速を始めた。対しアポロはどっしりと宝剣を構える。スバルが急いで木製の長椅子の影に逃げ込むや否や三本の剣が相殺し轟音を巻き起こした。「はっはっは!流石は式神、良い腕だ。しかし、私の力の前に君が勝てる確率など―――ない!」あやめの体に危機信号が渡ると空気を泳いでアポロとの対峙から抜け出した。だがそれを追うように振り払われた宝剣は四色の光ともに床を抉りとった。柱に着地するあやめはそのさまを上から見下ろす。―――とてつもない威力だ。石製の床は粉々になり、木でできた基礎に赤い布が巻き込まれている。ホロライブ 角巻わため コスプレ衣装「怖気付きました?」「いいや、むしろ燃える余」掠ったこめかみから垂れる鮮血を拭ってあやめは柱から飛び降りた。その着地隙に鋭い一撃。アポロが再び宝剣を振るうと波動が空気を揺らした。