紗夜も抱きしめてくれてるんだけど…頬を撫でてきた

月曜日ロゼリア 今井リサ コスプレ衣装は先輩にクッキーとお弁当を渡す。愛情をたっぷり込めました‼とは言えないけど隠し味として入ってる。金曜日は……1時間ある昼休みの30分だけ先輩と2人っきり。生徒会室、内側から鍵をかけて…………完全に密室。互いにネクタイを外して先輩後輩じゃなくて…………友達?…うん。曖昧だね。だって何て言っていいか分かんない関係なんだもん。先輩の膝の上に向かいあって座って……お互いのことをより知っていく。それが2週続いて……今日も…今も膝の上で向かい合ってる。心拍数がヤバいことになってる。全然慣れない。至近距離で見つめあって…………あっ…と1つのことに気付いた。「紗夜、寝不足?クマ出来てるよ?」「やることが多いですが寝てますよ?」明日は体育祭。今日は朝からその準備や練習。今朝…ヒナと先輩がいつも以上に生徒会室でバタバタしてた。ちらり…と時計を見れば予鈴が鳴るまで…あと20分。足りないとは思うけど眠れるなら………「ねぇ紗夜?」「何です?」抱きしめてるけど右手を離して……目の下をなぞる。風紀委員長。化粧はしてない。あとお肌が、すべすべ。 「あまり時間はないけど横になろう?目だけでも瞑ろう?」「大丈夫です。この時間は今井さんのことを1つでも知りたいんです」「それは嬉しいけど…心配なの…」 「………そんな顔をしないでください」「…え?」紗夜も抱きしめてくれてるんだけど…頬を撫でてきた。何で…泣きそうになってるの?そんな顔…してほしくないよ…「今井さんが悲しそうになると私まで苦しくなります」「ゴメン…でも…紗夜がムリしてるなって…」「あなたは本当に優しい人ですね」「…優しくするのは紗夜にだけだもん…」「ありがとうございます。では一旦、おりてくれますか?」離れたくはないけど紗夜のお願いだから言うことを聞く。隣に座ろうとしたら、ソファーの端にと。頷いて端っこに行く。「ここでいーい?」パジャマ姿の患者さん 宇田川 巴 コスプレ衣装「はい。では横になりますね?」「うん…………っっ!?」何で上靴を脱いだんだろ?と思ったらアタシの膝の上に頭。仰向けになって…………見上げてくる瞳と見つめあう。「目を瞑れば今井さんの心配はなくなりますか?」「う、うん…」「もし嫌だと、やめてほしいと思ったらすぐに言ってください」「え?うん?」お腹の方に体の向きを変えて……ぎゅっと抱きしめてきた。