…正直、ココが恋愛対象ってなんかなあ…。

「…ココと5期生 獅白ぼたん コスプレ衣装…トワ…。」…1人溜め息をついて、僕はぼうっとしていた頭を振る。「…正直、ココが恋愛対象ってなんかなあ…。」…そこに関してはなんとなく首を傾げたくなるというか、ココを恋愛対象として見るのは…なんか違うというか。 「…でも、なんか感覚似てるんだよな…。」…トワと、ココと、2人とも僕に優しくて、僕のこと色々構ってくれて、色々気付いてくれて…あ、いやココは全然気づいてくんないけど。「…ココといると安心するんだよなあ…。」…あいつに関してはもうなんか、色々踏み越えて唯一無二っていうか…他の誰でもなく桐生ココが僕の人生には必要な存在だって間違いなく思えるっていうか。 「…でも、トワもなあ…。」 …僕にとって大切で、そばにいたい、そばにいて欲しいって思えるのは、トワもココも同じで…これってどういうことなんだろ。 「…2人とも、おんなじくらい好きではあるんだよ、それはそうなんだよ。」 うん。…そうそう。どっちも同じくらい好きで、同じくらい大切で、同じくらい大事にしたくって…同じくらい、そばにいて欲しいっていうか…そばにいたいっていうか…。 「…なんなんだろうなあ、これ…。」 …誰かに聞いたら、この答えってわかったりするんだろうか。例えば、ココとかトワとかに…。「いや…ココとトワに聞くのは、なんか違う気がする…。」…さすがになしだろ。色々とわかってない僕の第六感ですら、この話題をココとトワに振るのは間違ってるって告げてる。「…となると…誰だろう。」 …色々と、そういうことを知ってそうで…そういうことについてアドバイスをしてくれそうで…頼っても良いなって思える人…。「…ってなると…。」 …ディスコードを立ち上げて、僕は先輩に連絡を取っていた。「…そうかあ…かなたんが、ココちゃんとトワピを…そうかあ…。」 「アキロゼ先輩、これって…なんかの気の迷いですかね。それとも…。」 「ん~…さすがに人の心の中の悩みまでわかったりはしないかなあ、それ相談するんだったら私よりむしろミオちゃんとかフブキちゃんとか…。」「フブキ先輩かあ…。」アキロゼ先輩がん~…と苦い顔でVTuber 白上フブキ コスプレ衣装微笑む。「でもそっか、かなたんもそういう悩み抱えちゃってたかあ…。」「…僕、「も」ってどういうことです?」「んえ?…あ、やべ、つい口が。」「…誰かほかの人からもそういう相談受けてるんです?」「あ、いやいやいやそこまでヤバい滑らしじゃない違う違う。」アキロゼ先輩がなはははっと照れたように笑う。「そうじゃなくてね。…アキロゼ自身がさ、今ちょっとそういうので絶賛悩み中なので。」「…アキロゼ先輩も…?」「うん。…まあ、アキロゼの場合はかなたちゃんよりももっと根本的にどうしようもないって言うか。」しくはどっちも好きになってるのかとか、色々見つめ直せるじゃない。」