朝比奈姉妹ってどっちがどっちかわかんないよね

 私たちはプロセカ 暁山瑞希 コスプレ衣装双子の姉妹。まふゆが姉で、雪が妹。 同じ顔、同じ声、同じ髪、同じ体格、同じ成績、同じ体力を持つ二人。だけど、全く違う存在。逆じゃないんだねって素の私たちを知る人には言われるけど、どっちが姉かなんて私たちにはどうだっていいこと。どうせ本当の私たちのことは誰にもわからない。気付いてくれない。私たちは、私たちにしかわからないんだ。だから今日も私たちは入れ替わるゲームをする。完全に見分けられる人はいないってわかっているから、揶揄って遊んでいるのだ。「あ、まふゆ! どうしたの? 忘れ物?」放課後の教室に入ると、残ってお喋りをしていたクラスメイトたちに声をかけられた。私はいつもの笑顔をその子たちに向ける。「うん、ノートをね。宿題に必要そうだなって思って」「真面目だね〜、さっすがまふゆ」「そんなことないよ」席に向かって歩いて引き出しから目的のノートを探し出す。クラスメイトたちは少し離れたところで私のことを話していた。やっぱり成績がいい人は勉強のやり方も違うんだろうなとか、双子揃ってずっと同列一位だから血筋なんじゃないかとか、顔もスタイルもいいとなると遺伝子を恨むしかないとか。「じゃあ私は部活に行くから」「うん、頑張ってね!」ノートを見つけ、笑顔でクラスメイトたちに手を振ってから足早に教室を出て行く。彼女たちは私が教室から出ても私たちの話を続けていた。少し横にずれて彼女たちの視界から消えてから、耳を傾ける。「朝比奈姉妹ってどっちがどっちかわかんないよね」「私、カーディガン着てるほうがまふゆって見分けてるよ」「あー確かに! 雪は着てないもんね。プロセカ 宵崎奏 コスプレ衣装雪のほうが体温高いのかな?」「服装まで一緒だとわかんないから、そこは違ってて助かったよね」「そうだね〜」くだらないな。思わず笑ってしまいそうになりながら、廊下で私を待っていた人物に顔を向ける。「カーディガン着てるほうがまふゆ、だって」「雪、カーディガン返して」「あぁ、うん。はい。ノートも取ってきたよ」「うん」