ボクは出席数でヒヤヒヤしたけど、誰かさんは赤点パレードで危なかったもんねぇ?

「おはよ、プロジェクトセカイ 東雲絵名 コス衣装 瑞希!」「おはよー、杏!」「さすがに今日はちゃんと来てくれたね!」「あはは…最後の登校日だから、さすがにね?」「だよね〜。こうして登校するのももう最後なのかぁ」「卒業式だもんね〜」「ま、私は無事に瑞希も卒業できるのが嬉しいよ!」「またまたぁ〜。ボクは出席数でヒヤヒヤしたけど、誰かさんは赤点パレードで危なかったもんねぇ?」「う、うるさい!それでもこうして無事に卒業できるんだからいいの!」「あははっ。それにしても、卒業かぁ…」早いものだなぁと、心の中で呟く。この三年間、色んな事があった。今思い返せばとても大切なものばかりが思い浮かぶけど、それでも忘れられない嫌なこともたくさんある。自分が憧れた姿を否定された。自分の理想を笑われた。

そんな奴らを沢山見てきて、疲れ切った中学生時代。高校生になれば少しはマシな環境になるかと思ったけど、正直そんなこともなかった。取り繕うクラスメイトは沢山いた。仲良くなれた人なんて、本当に僅かなものだ。相手の言いたいことがわからないじゃない。それでも、ボクは自分の好きなものを曲げてまでクラスに馴染みたいとは思わなかった。それを考えるとボクも我儘だったのか、まだまだ青いんだろうなと思う。だから、入学当初なんて相当な噂を抱えた、ある意味で人気者だった。聞こえは良いけど、プロセカ 白石杏 コスプレ衣装ボクにとっては迷惑でしかなかった。「瑞希、どうしたの?」正門を抜けて生徒玄関へと向かう途中、急にボクが足を止めるものだから、杏が心配そうに聞いてきた。「え…あ、な、なんでもないよ!ほら、早く教室いこ!」「え、ちょ、ちょっと瑞希!」