学校を後にし、向かったのは外殻地区のD.U.、シャーレのある場所。
早歩きで駅に向かい、電車に乗る。ブルアカ 下江コハル コスプレ衣装
すれ違う人たちと、なるべく目を合わせないように伏し目がちに移動する。
建物に着くと、そのまま真っ先に部室に向かう。
先生と出会ってから、ほとんど毎日放課後はシャーレに来ていた。
先生は大人だ、大人の男の人だ。
お嬢様学校であるトリニティ生徒にはあまり馴染みのない存在である。
だからこそ、エリートの私が常に先生を警戒し、監視する必要がある。
だから、頻繁に会いに来ていた。
「コハル、今日も来てくれてありがとう」
先生が私に声をかける、他の生徒は誰もいないようだ。
私は監視しているだけで、先生のために来たわけじゃない。
「……でも、助かってるよ、勉強も大変なのにありがとう」
また、お礼を言われる。まあ悪い気はしない。ブルアカ 白洲アズサ コスプレ衣装
この人は大人の癖に結構危なっかしいところがあるし、私の力が必要なのは明白だ。
監視のついでだが、少しくらい手を貸してやってもいいだろう。
「実際、コハルはすごいよ。他の生徒への補給と相手への攻撃、両方そつなく出来る子がいて私は助かってる」
へえ、中々わかってるじゃないか。そうだ、私はすごい。
他の子たちには……例えばマシロには出来ないことが私にはできる。
ハスミ先輩にだって褒められたことがあるし、救護騎士団にも一目置かれている。
当然だ、努力の結果だ、正義実現委員会に入るために本当に死に物狂いで努力したのだ。
だから絶対、補習授業部なんて抜け出してやる。もっと本気で努力すれば、きっと……
「……だから、コハル」
不意に、先生の優しい声が響く。ブルアカ 静山マシロ コスプレ衣装
いや、違う。この人の声は最初からずっと優しかった。