天使の羽は少しだけ欠けてしまい、服はボロボロだった

「やっとVTuber 笹木咲 コスプレ衣装 できた」いや、違う。やっとじゃない。今まで決断できていなかっただけだ。こんなもの、その気になれば一日で出来上がる。その気にならなかったのは、目の前にいる彼女だったら、こんなことしないと、こんなことをしても喜ばないと考えてしまっていたからだった。「あくあちゃん、シオンはやるよ」目の前の彼女に声をかける。彼女の肉体はとっくの昔に復元できていた。完成には、彼女の魂が必要だった。でも、シオンには回収方法はない。いくらシオンが全ての魔法を使えるといっても、そもそも魂を回収する魔法は存在しないのだからできない。作ったものを机の上に置いて、あくあちゃんの体を隠す。なぜなら、シオンに頼んできた人が、シオンの城に近づいてきているからだ。数分とかからないうちに、依頼主が部屋に入ってきた。「シオン先輩。お久しぶりです」「かなたん、久しぶり」依頼主は天使、天音かなたである。191年前、ぺこらちゃんがこの世を去ったとき、かなたんがシオンのもとに訪れた。ここを見つけるのはさぞかし大変だっただろう。天使の羽は少しだけ欠けてしまい、服はボロボロだった。そんな姿になりながらも、シオンに頼みに来たのだから、よほどのことだと思って話を聞いた。それは、るしあちゃんが他の三期生の魂を回収してしまい、この世のルールに反しているからそれを葛葉 アイドル衣装 コス衣装正すために助けてほしいというものだった。正直、興味がなかったから断ろうと思ったけど、断る直前にあることが思い浮かんだ。あくあちゃんの魂をかなたんに回収してもらえばいい。あくあちゃんの魂を回収したのはかなたんだから、その行方も知っているだろう。シオンは、かなたんに手伝うことを伝えた。もちろん交換条件で。もし、成功したらあくあちゃんの魂とかなたんの天使の羽を貰う。かなたんは少し固まった後、首を縦に振った。