どうやら有咲も地元の大学に進学したらしい

有咲 ロゼリア 今井リサ コスプレ衣装 「はっ、やめてくれ。そんなのもう昔の話だ。」そうして私は駐車場に停めたバイクに跨りながらタバコを1本だす。有咲「吸うか?」「お!ありがと~」1本渡して、私も自分の分に火をつける。そして、全て忘れるように煙を一気に吸い込んだ。憎たらしいくらい、星が綺麗な夜だった。香澄「有咲…どうしちゃったんだろ……」沙綾「たまに夜間でテストと単位に必要な分だけくるらしい……」香澄「急に連絡先も無くなったし…おばあさんも暫く家に帰ってきてないって言うし、楽器は持ち帰ってくれって伝言……私……嫌われちゃったのかな……ポロポロ」沙綾「香澄……」ある日を境に、有咲は私達の前から姿を消した。それはまるで煙のように、突然なんの跡形もなく消えたのだ。いや、正確には夜間でたまにくるらしいけど…家には居ないって言うし……私は有咲になんかしてしまったのだろうか……そんな思いで胸が潰れそうだった。あれから毎日、学校もつまらないし、練習も何のためにしているのか分からなくなってしまった。香澄「有咲…会いたいよ……」1回でいい、1回でいいから話がしたかった。私は有咲に恋をしていた。いつもは絶対に素直な面は見せないけど、たまにふと見せる優しさが愛おしくて、気づけば有咲といる為にバンドをしていると言っても過言ではない程だった。もちろん、皆と音楽を奏でることは楽しいし、キラキラドキドキできる。でもそれはこの5人が居るから……有咲が居るからこそであって、有咲が欠けた今、キラキラもドキドキも微塵も感じなくなってしまった。でも、諦めたくなかった。諦められるほど浅い恋では無かった。なんなら将来も共にしたいと思うほどの恋だ。有咲が私の前から姿を消しても、この気持ちは冷めることを知らない。でもそんな思いも虚しく、時間は流れて卒業を迎えてしまった。私は地元の大学に進学した。どうやら有咲も地元の大学に進学したらしい。私はホッとした。まだ有咲はこの近くにいる。そして、高校を卒業した私は本格的に有咲を探すために、バンドリ 丸山彩 コスプレ衣装有咲の家に行った。そこで見た景色に、私は唖然とした。なぜならそこに居た有咲は、ツインテールの面影はなく、ストレートに髪を伸ばし、ピアスも開けてタバコを吸っているのだから。時間というものは残酷で、私達が何をしてようと関係なく前に進んでいく。毎日夜遊びに暮れては怠惰な毎日を過ごす私は携帯を見るまで今日が卒業式の日だということに気づかなかった。有咲「あとで証書だけ貰いに行けばいいよな」そう呟き、タバコを1本取り出す。吸いたい、とは思わない。ただもはやルーティーンとなっていた。アイツは、どうしたんだろうか。ちゃんと進学したのだろうか。有咲「なーんて、私が気にかけることじゃあねえよな」自嘲気味に笑う。そうだ、今の私に香澄のことを考える資格など無い。なのに、「有咲…?」私は耳と目を疑った。有咲「なんでだよ…なんでここに居るんだよ……」目の前に居たのは紛れもない、戸山香澄だった。