急な頼みに慌てながら、俺はスバルさんの手を掴む

すいせいバーチャル 魔界ノりりむ コス衣装「うーん…やっぱりこれしかないかな」彼女は思い立つと、俺とスバルさんの手を掴む。すいせい「二人とも空の旅は好き?」俺達に問いかけるその顔は、ニコニコしているが、なぜか狂気を感じる。スバル「なんで、今そんなこと聞くの?嫌な予感がす…」すいせい「OK!!大丈夫そうだね。それじゃあ行こうか!」彼女は青い光を纏うと、返事も待たず突っ走る。走る先には、俺達が突っ込んで開けたであろう穴。すいせい「二名様、空の旅にごあんなーい!!」奏宮・スバル「うわああああああああああ!!!」本日二度目の絶叫。こうなるのも無理はない。地上300メートルの高さから飛び降りたのだから。すいせい「たまには、空の旅もいいんじゃない?」奏宮「空の旅なら、もう何度もやってますよー-!!!」たしかにビルの倒壊からは回避できるけど。俺達がいるのは空中。恰好の的だ。当然、撃ち落とそうと、デルタノイドは砲撃を始める。スバル「わああああ!!砲撃が来てるって!」だが、弾が直撃することはなかった。俺は自分の目を疑った。なぜなら、彼女に道を開けるように 砲撃が直撃寸前で消えていく。スバル「何が起こってんの!?それどういう魔法?」すいせい「魔法?すいちゃんもよく分からないけど、なんかできるんだよね。それと、ちょっと手を離すから。そっちの君、彼女の手をしっかり掴んでね」奏宮「はあ!?」急な頼みに慌てながら、俺はスバルさんの手を掴む。すいせい「掴んだね。よーし、あとはすいちゃんに任せて」すいせいさんは、空いた右手を銃のように構える。バーチャル 壱百満天原サロメ コス衣装その指先に青い光が集束していく。光が強い輝きを放つと。細い指先からは、とんでもない威力の流星を撃ちだす。青い光が、砲撃ごとデルタノイド達を呑み込む。光が消えると、地上で待ち構えていたデルタノイドは跡形もなく消滅していた。残ったのは、ごっそりと地面を抉ったクレーターのみ。