仕事プロセカ 宵崎奏 コスプレ衣装
をする。というよりも、自分の力でお金を稼ぐというのは、自分が想像するよりもずっと大変で、辛い事を嫌でも身に沁みる思いで経験している。イラストレーターとなった私に襲い掛かった現実は、納期に追われて描き続ける日々。今じゃ、自宅で仕事をすることも強制させられて、まともに外に出ることもなくなった。依頼側のいちゃもんにも耐えて、描いては直して、また描いてはまた直す。それの繰り返し。なんとか納期に間に合わせて、絵を納品する。そしたら、すぐに次の仕事がやってくるので、また絵を描いていく。ずっと机にかじりつくように、描き続けて。大切な人とも会う機会もどんどん減って。あれ、この前はいつ会ったんだっけ…忘れちゃった。そんなことを考えていたら、視界がぼやけて絵が思うように描けなくなる。描かないと。私にはこれしかないんだから。仕事がなくなったら…私は―ぐらり。視界が揺れる。座ったまま倒れそうになった体をなんとか支えるくらいには、体力も有り余ってる。もう少しだけ、作業もできそうだし…予定も確認しておかないと。ぼんやりした頭で、その日その日の納期がびっしり書かれている予定表を確認したら、明日は会社で打ち合わせになっていた。危うくすっぽかすところだった。間違ってでも遅刻なんかしから、怒鳴られる。担当さんが来るよりも早く行かないと、彼を不機嫌にさせてしまう。雰囲気が悪いまま打ち合わせをするのは、プロセカ 東雲彰人 コスプレ衣装どうも苦手だから。怒らせないように。彼の機嫌を決して悪くさせないように。どうか、穏やかに終わりますように。気づいたら、絵を描くためにペンを走らせていた手が止まっていた。いけない、担当さんのことを考えると、すぐこれだ。ズキズキと頭痛まで出てきた。少し休もう。本当にちょっとだけ。明日は会社の方に顔を出しに行かなくちゃいけないし。少し休んでも、酷い顔をしているだろうから、メイクで隠さないと。服はどうしようか。お風呂だって…考えるだけで、頭痛が酷くなる。全部、明日でいいか。面倒になって全部放棄する。
