とーやくん今日が楽しみすぎてあんまり寝れなかったんだね!

プロジェクトセカイ 朝比奈まふゆ コス衣装とーやくーーん!」イヤホンから流れるヒットチャートの音楽よりもずっと元気のもらえる声に呼ばれた気がして振り向くと、そこには思った通りの声の主がいた。「咲希さん、司先輩。おはようございます。」「おはよー!」「おはよう冬弥!今日もいい朝だな!」そういっておふたりは俺の隣のベンチに座る。今日は3人で静岡県の大型商業施設に朝から行く予定だ。しかもオープンと同時に入れるような時間に行くので、朝はかなり早い。俺や司先輩はそれぞれの朝練なども多く早起きには慣れているので問題はないが、咲希さんは長く入院していたこともあり、朝時間を守れるのか少し不安に思っていたのだがそれは杞憂だったようで、元気な声で隣で司先輩と話している。「えー、そんなことないよ!ねぇ、とーやくん?」「…すいません、もう一度良いですか?考え事をしていて聞いていなくて。」「めずらしいね、とーやくんがぼーっとしてるなんて。もしかして体調悪い?」「むっ、そうなのか冬弥?」いけない、余計な心配をかけてしまった。「いえ、俺は家族以外で今日のような場所に行くのが初めてなので、つい色々と…」プロジェクトセカイ 暁山瑞希 コス衣装「あーわかった!とーやくん今日が楽しみすぎてあんまり寝れなかったんだね!えへへー、その気持ちわかるなー。」そうではないが、考えていた内容はいかんせん説明するわけにもいかないので賛同しようとすると「なっ、冬弥もそうなのか!?実はオレも昨日同じ状況でな…。いつも寝つきも寝覚めもいい方だと自覚していたのだが、昨日は全くダメだった。」「え、だからお兄ちゃん今日起きてくるの少し遅かったの?もー2人とも、小学生じゃないんだからー!今日途中で寝ちゃったりしたらダメだからね!」そういって咲希さんは頬を膨らませる。